キングジムの電子ノート Freno ってどんなデバイス?


キングジムが発表したデジタルノート「Freno」。現在はクラウドファンディング Makuake で支援(販売予約)を開始してるそうです。現時点では支援額は38,000円ですね。

mobiscribe

さて、このデバイス、多分私が使っている mobiscribe のOEM製品です。1年前くらいにクラウドファンディングで発売開始して、今では Amazon.com でも購入ができます。こちらは$269なので、日本への送料も込みで 31,129円。本体は黒でケースはFrenoのほうが機能的です。

なので、黒でOKですぐに欲しい人は、少し安く Amazon.com から買うことが出来ます。下で書いていますが、日本語にも対応(ただしIMEだけは自分でインストールしないといけません)

ここからは mobiscribe についての内容です。Freno では仕様が変わっている可能性があります。

どんなデバイス?

Android 4.4 ベースの Android デバイスです。ですが、 Google Play は入っていません。なのでGoogle Play からのアプリのインストールは出来ません。アプリは、APKPure.com などのサイトから APK(Android アプリのインストールファイル)をダウンロードして手動でインストールします。すべてのアプリが動くわけではありません。Chrome とかは動きませんでした。アプリが動かない理由は2つ。

  • Android のバージョンが古いため新しいアプリが動かない
  • デバイスとしては遅いので、レスポンスが悪すぎて動かない

ただ、Kindle や Perfect Viewer などは動くので電子書籍リーダーとしては、結構使えます。

日本語は大丈夫?

キングジムのデバイスはもちろん日本語は使えるでしょう。mobiscribe も日本語設定ができます。ただ入力用のIMEがないので、APKPure などからダウンロードしてインストールします。

通信は?音は?

WiFiが使えますが、Bluetooth はありません。ですから外付けキーボードをつけることは出来ません。音を出す機能もありません。Bluetooth ヘッドセットを使って音楽を聞くことも出来ません。

何に使える?

これは e-inkを利用したデバイスとして非常によくチューニングされているデバイスです。主な用途は2つ。

  • デジタルノート:紙に書いているように自由にメモをとることが出来る電子ノートです。画面も摩擦があり紙のように書くことが出来ます。ページは自由に増やせるほか、ノートも増やすことが出来ます。
  • 電子ブックリーダー:標準でepubやPDF、そして Kindle のフォーマットであるAZW3を読み込める電子ブックリーダーが装備されています。6.8インチは読むのにちょうどいいサイズです。
  • カレンダー:カレンダー機能がありますが、残念ながら、まだGoogle Calendar などと同期することは出来ません。

電子ノート

ペンや色(グレースケール)が色々使えます。

  • 鉛筆(太さ固定)ペン(万年筆用のように筆圧で太さが少し変わる)、ブラシ(太めで筆圧で大きく太さが変わる)、と太さ設定
写真の説明はありません。
  • 色が5段階(白、薄灰、灰、濃灰、黒)
  • 直線、矩形、楕円、三角形の描画機能

  • 画像の貼り付け
  • 罫線や方眼などの背景(テンプレート)の設定(自作も可能)

こんなテンプレートを作ってみました。

自由に描けます。

頑張ってこんな物も描いたことがあります。

写真の説明はありません。

他のペン対応アプリは使えるか

ぶっちゃけ使い物になりません。まずいくつかのアプリはインストールすらすることが出来ません。またインストールが出来ても、ペンの反応が遅くぎて事実上使い物にならないです。Android の別のノートアプリを使う期待は捨てたほうが良いです。

互換性

ノートはノートごとにファイルとして保存、バックアップすることが出来ます。ただしこれは独自フォーマット。ノートはPDFかPNG(1ページのみ)に変換できるので、変換して他のデバイスで見ることが出来ます。

PCとの接続

USBでPCと接続するとマスストレージデバイスとして見えて、ファイルをやりとりすることが出来ます。もしくはクラウドストレージとして、Dropbox が使えます。標準のアプリはバックアップ先として Dropbox をサポートしています。

ストレージ

内蔵ストレージは 8GBで、そのうちファイルの保存などで使えるのは 2GBです。MicroSDは32GBまで使用できます。64GB以上のメディアは使うことが出来ませんでした。

電子ブックリーダー

はじめの頃は出来なかったのですが、少し前のアップデートから縦画面で1ページもしくは横画面で2ページ見開きで読むことも出来るようになりました。PDFは専用アプリがあり、PDFに書き込むことが出来ます。これは便利。

その他

電源が落ちている時は、設定された壁紙が表示されます。これも自分で作って(画像ファイル)使うことが出来ますので、使っていないときも自分の好きな画像を見ることが出来ます。複数のファイルを選択しておけば、電源OFFのたびに異なる画像が表示されます。これはお気に入りの機能です。

ワコムと開発?

デバイスもOSもmobiscribeのチームが開発しています。

ペンはワコム製ですが、今回のデバイス用に作られたわけではなく、以前から色々なメーカーのデバイスで使われてきた Wacom feel IT Technologies です。

例えば Surface Pro 1,2 とか Galaxy Note などですね。なのでこの辺のスタイラスはだいたい使えます。また、STEADLER は大きさも同じペンを単体で販売してます。

このペンや標準のスタイラスは、クリップがないので100均のシャーペンに付いていたクリップを付けています。Frenoでも多分同じ方法が使えると思う。

画像に含まれている可能性があるもの:室内

残念な点

個人的にはそんな無いです。電池の持ちは良いですし。Bluetooth がないとか、Google Playが使えないとか、そういうのはありますが電子ノート&電子ブックリーダーとして使うならそこはそれほど欠点ではないです。強いて言えば2つ。

  • もう少しCPUが早かったら嬉しい。でも電池の持ちが悪くなったり、値段が上がったり、するくらいなら不要。ノートトルには最高のパフォーマンス。
  • USBがMicro USB。USB-C だったら嬉しかったのに。

開発チームと

実は、5月に出張でアメリカに行ったときにサンノゼにある開発チームに会ってきました。色々話して、プロトタイプの大型デバイスも見せてもらったりして。

Amazon.com で使われている写真で、大聖堂のイラストがありますが、これ私が描いたやつなんですよねw

なので実は色々思い入れのあるデバイスです。

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